1.5リッターエンジンを使ったハイブリッドシステムも、やはりヤリスクロスと同じではなく、エンジンに3気筒特有の振動を抑えるバランスシャフトを搭載し、電気モーターはより出力の大きなノア/ヴォクシーで使っているものを組み合わせる。

バッテリーはパワーの出し入れが素早いバイポーラ式ニッケル水素とされて“電気リッチ”つまり電気モーターの存在感が大きい、レスポンスに優れた走りを可能にしているという。
それなら、いっそBEVが欲しかったという声は現地でも耳にしたが、現時点で予定は無いとのこと。このセグメントでは依然としてハイブリッドへのニーズが圧倒的だというのが、その理由だ。
実際、ミラノの街を見渡してみれば、それも頷けるところではあった。とは言え、BEVはともかくPHEVなんてあったら良かったかもしれないなと感じたのは事実だが。
5つの世界観を表現する内装
面白いのがグレード展開だ。従来のように基準車があり、高級な“Version L”、スポーティな“F SPORT”が設定されるのではなく、「URBAN」「COOL」「RELAX」「ELEGANT」「ACTIVE」という“5つの世界観を表現する”トリム(内装部品)が用意される。

COOLの内装は本革とウルトラスウェードの組み合わせに刺繍入り、ELEGANTはホワイトの合皮にサテン縫いの刺繍等々といった具合で、ラグジュアリー表現を多様化させている。
しかも、それでも飽き足らない人のためにオーダーメイドシステムまで用意された。「Bespoke Build」はシート表皮、シートベルト、ステッチ、配色、トリムの追加など、多くの選択肢を用意することで約33万通りのコーディネートを楽しめるという。納車には多少時間を要するが、それも織り込み済みの余裕のある人向けと言える。
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