500万円で希少ポルシェやフェラーリに乗る方法 高価なクルマを共同所有、値上がり益も期待

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オーナー募集中の募集中の1975年式のポルシェ「911ターボ」。いわゆるスーパーカー世代にとっては堪らない存在だ(写真:RENDEZ-VOUS)
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昨今クラシックカーやヒストリックカー、生産台数の極端に少ない希少なスポーツカーなどといった、いわゆるコレクタブルカーの価格が大幅に高騰していることをご存知だろうか。

金融バブルで市場にあふれた投機マネーが流れ込んでいるというのは確かにそうだし、自動車のBEVへのシフトに直面した世界のクルマ好きが「今のうちに乗っておかないと」と焦燥感を刺激されて需要が一気に高まった。そんな側面もある。

おかげで昔ならば頑張ればなんとか手が届いたかもしれないクルマも、はるか彼方に仰ぎ見る存在になってしまった。夢見ることすらできなくなってしまったというのが多くの一般的なクルマ好きにとっての現状、嘆きである。

そんな中で登場したのがコレクタブルカーの共同所有サービスなるものだ。

高価なクルマを共同で所有する

「私自身もクルマが大好きですが、所有したくても所有できないクルマがたくさんあります。『いつかは』と思っているうちに時間は経ち、いつの間にか憧れが諦めに変わりそうになっている自分がいました。そんな自分を変えたくて、かつ僕と同じような気持ちを持っている人たちのためにもこのサービスを世に出そうと決心しました」

2022年11月にこのサービスを開始した株式会社RENDEZ-VOUS(ランデブー)の浅岡亮太CEOはそう言う。浅岡CEOはかつてDeNA在籍時に個人間カーシェアリングサービスのAnyca(エニカ)を立ち上げ、運営していた時に、このアイディアに行き着いたのだという。

内容はまさにその名の通りで、ある1台のクルマを最大8人で共同所有する。当然、金額は8分の1になる。4000万円のクルマはとても購入できなくても、500万円なら何とかなるという人は少なくないだろう。ハードルはグンと下がる。

しかも使われないときには車両はきちんとメカニックがいる、安全な環境に置かれる。これは大きな安心材料になるし、手間暇という意味でもありがたい。たとえば仲間内での共同所有となると、皆に最適な保管場所を決めて、誰かが管理を行ない、乗るときにはその人にキーを受け取って……と、まずまず面倒なことになるはずだ。

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