通勤電車らしい3ドア車で、ドア間は進行方向を向く1+2列の転換クロスシート、車端部は窓を背にしたロングシートの配置とした。車内にも手すりなどいたるところに月をイメージした円弧のデザインを用いた。車両間のドアは自動で開閉する。集電装置は京阪線で初のシングルアームパンタグラフを採用。また、騒音振動対策として雨天時に車輪の空転や滑走を防ぐ増粘着材の噴射装置を先頭車両に取り付けた。
同社車両部車両サービス課車両指令長の田辺尚久さんは「初めてデザイナーさんに依頼した車両で、3000系のデザイン画を見たときにはびっくりしましたね」と振り返る。「8000系と同様、クロスシートなのでメンテナンス作業をするときには器具をぶつけて傷をつけないように気を使う」という。
プレミアムカーを導入
2017年には、前面に洛楽での運用時に使用する装飾灯と、液晶ディスプレイを追加した。大阪の淀屋橋―天満橋間、京都の七条―出町柳間といった地下区間では装飾灯の光が浮かび上がって高級感を演出する。車両部技術課(電気設計担当)の西尾亮一さんは「まぶしくならないように工夫をしてある」と説明する。
車両課(管理担当)の係長、林淳一さんは「特急運用など時代のニーズに合わせて改造を加えてきた。3000系は京阪の赤・青・緑というブランドイメージを形成する大きな存在になっている」と話す。
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