東大生が伝授「手帳で成績が伸びる」スゴい活用法 書き込むのは自分が取り組む内容だけではない

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この気づきや、達成感によって、「次も頑張ろう」というモチベーションを生み出しやすくなり、よい緊張感の中で勉強や仕事を続けることができるのです。

もしこの記事を読んでくださっている方が何かの試験の受験をひかえた方であれば、この方法はよりいっそう効果を発揮するはずです。この方法を試すときには、試験のために必要な勉強とは何か、自分が取り組むべきことはどういうものなのか、自分自身でしっかりと考え、自身で「生み出していく」必要があるからです。

「やらなければならないこと」から考える

『無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術』(日本能率協会マネジメントセンター)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

大学受験などの受験では、1〜3年間と勉強する期間が長いうえ、1人ひとり取り組まなければならない勉強内容が異なります。そのため、「『自分で』取り組むべき勉強内容を見つけていく」ことが大切です。

だからこそ、自分は何をするべきなのか、できることのキャパシティから考えるのではなく、「やらなければならないこと」から考えていく発想はとても有効なのです。そして、その内容にコツコツ取り組んでいくことが、合格のためには欠かせません。

このような手帳術を活用することで、「よい緊張感」を保ち、時間とうまく付き合いながら、勉強やお仕事を頑張ってみてください。心から応援しております。

松島 かれん 現役東大生

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まつしま かれん / Karen Matsushima

2001年生まれ、東京大学農学部4年生。内部進学者が大多数の学校から東大へ現役合格。高校3年間の学習計画を立て、1日14時間〜16時間勉強。 隙間時間の勉強のため、手や腕に単語を書いて暗記していたことから、耳なし芳一のあだ名をつけられたことも。著書に『無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術』(日本能率協会マネジメントセンター)

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