東大生が伝授「手帳で成績が伸びる」スゴい活用法 書き込むのは自分が取り組む内容だけではない

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例えば、ふと「英語のこの問題集も取り組んでおきたいなぁ」「この範囲全然わからないから、もう一度読んでおきたいなぁ」と思ったとしても、それをすぐ実行に移したり、書き留めておかなかったりしたらどうなるでしょう。きっと数時間後には忘れてしまうはずです。

しかし、学校にいる間は授業があったり、手元に問題集がなかったり、あるいは家にいるときにはご飯を食べる時間になったり……と、「思いついた取り組むべき内容」を「その場ですぐ」実行に移せる瞬間は意外と少ないものです。

だからこそ、手帳の今日のページにとりあえず、取り組むべき内容をすべて書き込んでおくことが大切なのです。

そうすることで、取り組む内容を忘れずにいられて、 少し時間があるときに別の日のページへ書き写せたり、家に帰ってから手帳を見返す中でタスクを思い出したりすることができます。

結果、取り組むべき内容に見落としが少なくなり、自身の苦手を一歩ずつ克服しながら勉強に取り組むことができるのです。

取り組んだ内容には線を引く

そして、この一連のプロセスの最後にもう1つ、みなさんに取り組んでみていただきたいことがあります。

それは、「取り組んだ内容には線を引く」ということです。終わった物事に、横線を引いて、終わったことを明確にしていくのです。

このようなイメージです。

(図:本書より引用)

ただ取り組む内容を書き込むだけでは、それが書いてあること自体に安心してしまったり、 取り組むのを先延ばしにしてしまったりしかねません。しっかりと実行に移すところまでいくことが大切なので、取り組んだことがパッと見てわかりやすいよう、線を引くことが効果的です。

また、線を引くことによる効果はほかにもあります。例えば、取り組むべき内容がいっぱいあるのに線が少なければ、「今日はまだ全然、取り組めていない!」ということに気づくことができます。反対に、取り組むべき内容のほとんどに線が引かれていたら、「今日はたくさん取り組んだ!」という達成感を得られたりします。

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