第2段階では、設定したテーマについて考えることを、音声入力を利用しテキスト化する。論理構成や議論の進行の順序等を細かく気にせず、思いつく限り入力する。話す速度は一般的にタイピングする速度より早いため、音声入力を用いることにより、時間を大幅に節約することが可能となる。
重要な要点や強調したい部分は、繰り返すことによって明確にする。また、キーワードの誤変換がないよう注意を払う。
第3段階では、先述のテキストからキーワードを抽出するよう、ChatGPTに依頼する。500字程度の文章から約50個のキーワードを抽出するのが適当だろう。
第4段階では、抽出したキーワードから不要なものを削除し、必要なものがあれば追加する。これにより、文章の核となる内容を明確化する。
なお、音声入力が得意でない方は、キーボードでキーワードを入力しても問題ない。第2段階で「音声入力」と述べたのは、単にその方が容易だという理由による。
音声入力する際も、文章を入力するのではなくキーワードのみを入力する手法も考慮される。ただし、孤立した単語では誤変換の確率が高まる。第2段階で文章を入力するとしたのは、誤変換を避けるためだ。
キーワードとは、必ずしも単語である必要はない。短い文章であっても構わない。ChatGPTに「キーワード」と指示すれば単語のみを抽出するが、第4段階で短文を追加すればよい。あるいは、第3段階で、「キーワードまたは、主張を端的に表す短文」と依頼してもいいだろう。
キーワードを元に文章を作成する
第5段階では、これら約50個のキーワード(および短文)を基に、500字程度の文章を綴るようChatGPTに指示する。
これにより、文章が生成される。第2段階の文章とは異なる文章が出力されることもあるだろう。多くの場合、第2段階の文章よりも改善された文章が生成され、論理的な連続性が明確にされ、欠けている説明が補われる。
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