サイゼリヤ、「値上げしない」のに客単価アップの謎 「サイゼで豪遊」する人が増える納得の理由

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「値段の安さに加えて、“量”のコントロールも要因の1つ」(東龍さん、以下同)

ネット上ではサイゼリヤのメニューに対して、「量が減った」という声が散見される。事実、人気メニューである「辛味チキン」はもともと5個だったところ4個に。また、パスタメニューの「大盛り」(有料)は廃止となっている。

「もともとサイゼリヤは値段の割にボリュームがありましたが、サイズダウンしたことによって追加でもう1品注文する人が増えて、結果、客単価が上がっていると考えられます」

パスタをいつも大盛りで頼んでいたならば、普通盛りでは物足りず「もう1品」となる人も少なくないだろう。また、ボリュームダウンだけでなく、無くなったメニューもある。

「サイゼリヤはコストが高くなってしまったメニューなどの改訂・統廃合がすごく上手であるということは以前から業界的に言われています。だからこそコストをできるだけ下げて、低価格を維持して提供できる」

「安いからたくさん頼んでも大丈夫」。そう考える人は少なくないようだ。「サイゼ豪遊」というワードでSNSを検索すると、毎日数多くの人がサイゼリヤで複数のメニューを頼み、“豪遊”している。

ちょい足しになる“味変”メニュー

《定時退社決めてからのサイゼで豪遊が日課になりつつある》
《久しぶりにぼっちサイゼで豪遊キめたけど1500円で腹パンなのめちゃくちゃヤバい》
《サイゼで豪遊しようと思ったのに安すぎて2人で3kちょいしかいかなかった》
(以上、Twitterより)

ちょい足しとなる“味変”メニューも少なくない。この春のメニュー改定では「オリーブアンチョビペースト」(100円)がメニューに登場。数百円のメニューを1品、追加で注文するよりもさらに注文の心理的ハードルは低い。これも客単価アップにつながるだろう。

また、その“イメージ”も大きい。サイゼリヤは昨年7月に発表された公益財団法人日本生産性本部のサービス産業生産性協議会による調査で、飲食部門において“顧客満足度”で1位に。トップ獲得は2年連続と利用客から高い評価を得ている。

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