無事、高知医科大学を卒業した二重作さんは、医師を続ける傍ら、空手選手としても地方大会優勝、全日本大会にも出場。また選手時代の経験や、リングドクター、プロ選手のチームドクターの経験から、「強さの根拠」を見つめた「格闘技医学」を提唱し、そのオリジネーターとして世界各国から招聘されるほか、書籍『強さの磨き方』も上梓しました。
スポーツ以外の分野でも、ハードワーカーを診てきた経験を生かし、音楽家のサポートも行っています。ジェフ・ベックやプリンスファミリーらの来日公演に帯同したり、音楽家たちのインタビューをまとめた英語版書籍を発表したりと、幅広く活動しています。
「僕はDrという称号のおかげで出会った方にも信頼していただけるのだ、と実感します。おかげさまで、好きなアーティスト、憧れの選手、大きな影響を受けた先輩たちとのご縁をいただき、10代の頃には想像もつかなかった景色をみせてもらっています」
なりたい自分になれた
「浪人して医学部に入って得たものは、会いたい人たちのお役に立てるパスポートなのかもしれません。僕がそうしてもらってきたように、『私にもできる』『なりたい自分になれる』そんな可能性を感じてもらえるような活動をこれからも心がけていきたいです」
人を包み込む心の広さ、優しさを持っている二重作さん。浪人生活で自分の「弱さ」に向き合ったからこそ、人間としての『強さの磨き方』を身につけられたのだと思いました。
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