40代シングルマザーが「高収入男性」射止めた経緯 思春期の娘たちはなぜ彼を受け入れたのか

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ただ、現実的には思春期のお子さん連れの再婚は難しい面もあります。お子さんが小学校低学年くらいまで、あるいは成人してからのほうが結婚生活はうまくいく可能性が高いでしょう。そうしたなかで、なつみさんと耕一さんは珍しいケースでした。

3人の娘がいる資産家の男性と結婚した20代女性は、上の2人の娘たちからいじめられて家出しました。娘たちが「お父さんを取られた」という気持ちになったようで、毎日「本当のママだったらこうしてくれたのに……」と比較し、嫌味を言ってきたそうです。

末娘が「ママ帰って来て」と電話をしてきて家に戻りましたが、その後、上の娘たちが結婚して独立するまではたいへんでした。今は自身の子宝にも恵まれ、幸せに暮らしています。

娘をライバル視してしまう若い婚活女性

子ども側の感情だけでなく、結婚する側の感情の問題でうまく家族になれないケースもあります。高校生の娘がいるシングルファザーが、若い初婚女性とお見合いしました。当初、娘側は女性にいい印象を持ちましたが、女性側は違ったようです。

交際が始まると、「子どもがいないところで会いたい」と言い出しました。父親が「子どもに食事を作るために帰る」と言うと、「もう高校生なんだからご飯くらい自分で作れるでしょう。しつけがなってないんじゃない」などと文句タラタラ。

要は「娘ばかり見ないで、私を見てほしい」と娘をライバル視してしまったのです。こうなると、娘も「お母さんになる人なら、無条件に自分をかわいがってくれると思っていたのに……」と悪印象を持ちます。このカップルは破談になりました。

子どもを連れての婚活、再婚は、やはりお子さんの感情を抜きにして進めることは絶対にできません。私たちアドバイザーも、そこは慎重にアドバイスしています。

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植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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