40代シングルマザーが「高収入男性」射止めた経緯 思春期の娘たちはなぜ彼を受け入れたのか

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シングルファザー・シングルマザーの婚活の難しさ……。成功の秘訣はどこにあるのでしょうか(写真:Kazpon/PIXTA)
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、難しい年頃といわれる思春期の娘を持つ40代女性の結婚を通し、シングルファザー・シングルマザーの婚活の難しさと、成功の秘訣について解説します。

シングルマザーへの反応は2種類

コンサルタント会社を経営する40代半ばの女性・なつみさん(仮)には、思春期に入った娘が2人います。前夫は育児に非協力的だった上、モラハラタイプだったこともあり、結婚10年ほどで協議離婚しました。それから5年以上経ち婚活を開始。約1年間で10人以上の男性と会いましたが、子どものことが理由で苦戦していました。

なつみさんによると、「シングルマザー」に対する反応は、大別して2つあるそうです。1つは「いきなり子ども2人のパパになってうまくやっていけるだろうか」と不安になって引いてしまうタイプ。もう1つは「子どものことはなんとかなるんじゃない?僕たち2人が幸せだったらそれが一番」という、子ども無視タイプ。

初婚の男性でも、再婚で自身にも子どもがいる(子どもは離婚した元妻が引き取っている)男性でも、どちらでもこうした反応があるそうで、「前者はまだわかるけれども、後者においてはあきれて悲しくなった」となつみさんは嘆いていました。

苦戦が続き、なつみさんから「これでは幸せにはなれない。婚活はもうやめます」と連絡がありました。そして、最後のお見合い相手が40代後半の耕一さん(仮名)でした。

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