40代シングルマザーが「高収入男性」射止めた経緯 思春期の娘たちはなぜ彼を受け入れたのか

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耕一さんはお見合いの後すぐ「なつみさんと結婚したい」と思ったそうです。なつみさんの子どものことは一切、不安要素にはなりませんでした。彼も一応、子育て経験があるので、子育てがある程度イメージできます。

それに、彼の両親はすでに他界し、唯一の家族だった祖母も前年に亡くなり、家族がいない。天涯孤独の彼にとって、子どもは大切な財産だと思ったそうです。農家ですから家は広い。みんな一緒に暮らしていけたらいいじゃないかと考えました。

2月25日は寅の日で縁起がいい日。耕一さんはふと思い立ち、なつみさんに連絡しました。「今日、成婚退会しよう」。電話の向こうでトラクターを走らせる音がしたそうです。すぐにそれぞれ結婚相談所にも「急ですが、今日成婚退会します」と連絡しました。

思春期の子どもたちに受け入れられたワケ

思春期のお子さんの場合、親の再婚をよく思わない、再婚相手とうまくいかないというケースが多々あります。勉強や友人関係、恋愛⋯⋯ただでさえ悩み多き難しい年頃。

その上、親の再婚、新しい家族との生活となれば、すんなり受け入れられないのは仕方がないことだと思います。では、なつみさんの娘さんはどうだったのでしょうか。

当初、娘さん2人は耕一さんの写真を見て「わー、イケメンだね」と喜んだそうです。とはいえ、イケメンというだけではうまくはいきません。耕一さんが娘さんたちを惹きつけたのは、その明るい性格でした。

ピンクのパーカーを着て、アディダスとサンリオがコラボしたキティちゃん柄のスニーカーを履いて、めちゃくちゃ元気快活。趣味はギター。バンド活動もしているらしく、畑でガンガン音楽を鳴らして、上半身裸で歌いながら農作業をしているそうです。

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