日本一お寿司を食べまくる意外な街の名前

あの「大国」が抱く海への郷愁と食の習慣

第1位はあの宇都宮市(栃木県)なのだ。宇都宮といえば、言わずと知れた「ギョーザ大国」。

さまざまな有名店が点在し、開店すると同時に一気にお客がなだれ込み、瞬く間に行列になるほど大人気だ。最近では静岡県浜松市との激しいバトルも見られるものの、「宇都宮ギョーザ」のブランドは全国的にも有名で、全国のギョーザ消費ランキングを見ても、堂々1位に輝く。

そんなギョーザタウンである宇都宮は、日本一の寿司大国という別の顔も持ち合わせているのだ。

■ギョーザ店と寿司屋の軒数は?

試しに宇都宮市内のギョーザ店の数をタウンページで調べてみると、約80軒。それに比べ、寿司屋の店舗数はそれを超える121軒も存在する。

実は全国でチェーン展開する回転寿司店である「元気寿司」の第1号店は宇都宮市内。実はそこが、関東初の回転寿司で連日大人気なのだ。

店内には回転レーンはなく、フルオーダーシステムになっており、お客さんは店員を呼ばずに、このタッチパネルで注文するシステム。オーダーをした寿司は1分以内に目の前まで運ばれてくる。

たくさんは食べられないが、何種類も食べたいという女性やお年寄りたちの願いから生まれた「あいもりサービス」もある。皿には同じネタが2つ並ぶのではなく、別々のネタで一皿にしてしまうというものだ。

さらには、宇都宮では百貨店の生鮮食品売り場にも寿司がびっしりと並び、ほかでは見た事も聞いた事もないような変わり種がわんさか。ハンバーグ、唐揚げ、肉団子、煮玉子、エビチリ、エビマヨ、豚ヒレカツ巻きなど、酢飯じゃなければ、もはやおにぎりと変わらないような珍メニューがあるほど。まさに寿司パラダイスと化している。

宇都宮の100円均一ショップに行けば、手作りで巻き寿司が作れる「巻きす」が大小合わせて5種類も存在する。これからもわかる通り、宇都宮市と寿司は切っても切れない関係なのだ

栃木・宇都宮市の人たちが寿司を愛する理由のひとつに「海への憧れ」が挙げられる。栃木県が海に面していないことだ。そんな栃木県民が、夏場に殺到する場所がある。隣の真岡市にあるレジャープール「井頭公園1万人プール(通称:マンプー)」だ。

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