子どもに絶対言ってはいけない「逆効果ワード」 「言うことを聞かない」と責め立てても意味なし
テストの点数が悪い、試合でいいプレーができなかったことに対して、あーだこーだと不満を言うのではなくて、「勉強頑張っていたことは知っているよ」「スポーツをやってくれるだけでうれしい」と伝えてあげる。
そもそも「期待する」ということは「期を待つ」ことです。〝そのとき〞を待つ姿勢が求められます。
コーチングがうまくいくかどうかのポイントも、実はここにあります。選手の指導も、子育ても同じです。親や指導者は、子どもの成長を信じて待つこと。親や指導者としての器や度量が問われているということですね。
あくまで期待を押し付けるのではなく、可能性を信じて、応援、サポートに徹すること。これが重要なのです。
アドバイスの前には相手の心の準備も必要
アドバイスを効果的にする方法をお伝えします。
アドバイスが必要だと感じる場面は、大概相手の言っていること、やっていることを否定したいときだと思います。
なのでどうしても、「違うんじゃない?」と否定から入ってしまうことがありますが、これは絶対に避けたいところです。
否定から入ると、相手の心のコップは下向きになってしまい、その後に何を伝えてもコップの中には入らず、ただ流されているだけ。つまり、その後のアドバイスはほとんど聞き入れられないと思ったほうがいいでしょう。
では、アドバイスする際にはどのようにしたらいいのでしょうか。ポイントをご紹介します。
まずは、前振りをすることです。「いま君の話を聞いていて、1つアドバイスがあるんだけどいいかな」と前振りをします。前振りをすることで、相手に心の準備ができます。心のコップが上向きになるのです。
そして、その後にアドバイスをすることで、コップの中に入っていきます。
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