これぞリアル「野生の王国」タンザニア国立公園旅 夜は大自然のど真ん中でグランピング体験も

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陸上サファリと水上サファリが楽しめるニエレレ国立公園内やその周辺には鉄筋コンクリートや木造の宿泊ロッジがあります。でも、せっかくタンザニアまで来たのなら、自然の気配を色濃く感じられるグランピングテントがイチオシ。朝早く起きれば美しいタンザニアの朝日を堪能できます。

そして一番のお楽しみは、夜になると聞こえてくる動物たちの鳴き声。暗闇の中に野生動物たちの咆哮が響き、姿が見えないぶん想像がかきたてられて、迫力満点です!

グランピングテントは宿泊付きツアーなどに参加せず単独で宿泊した場合、1人あたり1泊190ドルから。バス、トイレ付きで別テントで朝食も。夜はキャンプファイヤーが楽しめる(写真:筆者提供)

周辺にはゾウやキリンなど、さまざまな野生動物が生息していますから、テントから動物の姿が見えることも。

なお、動物との距離が近いサファリの宿泊施設では、ナイフを持ったマサイ族の警備員が部屋までエスコートしてくれることが一般的です。いつ猛獣が現れてもおかしくないということでもあるのですが、彼らの持つ武器はライフルでも拳銃でもなくナイフのみ。

警備員からは「勇敢なマサイ族は今もナイフでライオンなどの猛獣に対応するのだ」と、自信満々に説明されたのですが……。一抹の不安が残るのもまた事実です。

日本からは片道21~30時間

そんな野生の王国タンザニアですが、気になるのが日本からの移動時間ではないでしょうか。その答えは21〜30時間ほどで、直行便はなく、最短時間ルートはドーハを経由するカタール空港便です(2023年7月時点)。

それから、治安も気になるでしょう。

タンザニアはアフリカのなかでは比較的治安のよい国の1つといわれています。とくに観光地やビジネス街では、比較的安全に歩ける環境が整備されています。そうはいっても、人混みでのすりや、ひったくりのような軽犯罪は頻繁に起きています。外出時には、スマートフォンやカメラのような高価な品物は目立たせないように注意をしましょう。

気候は、アフリカの東部に位置するタンザニアは赤道直下に位置するため、年間を通じて気温が高く、平均気温は25〜30℃ほど。ただし、キリマンジャロ山の周辺などの高地は涼しくなることがあります。観光のベストシーズンは乾季の6月から9月頃です。

堀江 知子 タンザニア在住フリーライター・海外書き人クラブ会員

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ほりえ ともこ / Tomoko Horie

民放キー局にて、15年にわたりアメリカ政治や外交問題についての取材を行ってきた。2022年からはタンザニアに移住し、現在はフリーランスとして活動している。noteやTwitterのSNSや日本メディアを通じて、アフリカの情報や見解を独自の視点から発信中。出版書籍『40代からの人生が楽しくなる タンザニアのすごい思考法 Kindle版』。世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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