これぞリアル「野生の王国」タンザニア国立公園旅 夜は大自然のど真ん中でグランピング体験も

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野生動物保護区は大平原もあれば、茂みのように見通しが利かないところもあります。それがまた何が飛び出してくるかわからないハラハラドキドキ感があります。

タンザニア
サファリツアーで使う9人乗りのジープは、窓なし。ライオンに襲われないかと不安になるが、ガイドによれば「車から降りなければ大丈夫」だそう(写真:筆者提供)

するとさっそく目の前にゾウの親子! 我々のジープをいちべつすると、のっそりとした足取りで林の中へと歩き去っていきます。

茂みを抜けて見晴らしのいい場所に出ると、広い荒野を駆け抜けていくシマウマの大群や、頭突きしながら楽しそうに遊んでいる子どものキリン、ジープを警戒しながらもゆったりとした動きで水草を食べるバッファローなどが、次々と視界に入ってきます。

タンザニア
こちらを見つめるキリンの親子。警戒する様子がほとんどないキリンを目の前に大人も胸が躍る(写真:Jason Ko提供)

ジープを運転しながら周囲の動物を探すガイドは、無線機を通じて他のガイドと情報を共有しています。無線機からスワヒリ語の声が聞こえてくるたびに、次は何を見ることができるのだろうと、ワクワクが止まりません。

ライオンの向かいにインパラの亡骸

ビッグ5の動物のなかでも、観光客に一番の人気はやはりライオンです!

わたしたちも、食事を終えたばかりとみられるお腹のふくれた2匹のライオンに出会いました。満腹で横たわるライオンの向かいには、ライオンの餌となったインパラの亡骸も。私たちが到着する前にここで繰り広げられたであろう死闘を想像して、思わず身震いしてしまいます。

タンザニア
くつろいでいるライオンの親子「満腹なので襲われる危険はない」とガイドに説明されても、やはり2メートルくらいまで接近するとゾクゾクする (写真:筆者提供)
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