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ヤマハ「XSR125」原付二種スポーツ日本導入の訳 若者・初心者ライダー獲得を狙った新戦略車

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スタンダード仕様とともに展示された、市販予定アクセサリーを装備したカスタマイズ仕様のXSR125(筆者撮影)

今回のショーでは、ほかにもXSR125に市販予定のアクセサリーを装着したカスタマイズ仕様も展示された。こちらは、ボディカラーをスタンダード仕様のライトブルー×ブラウンから、レッド×ブラックに変更。また、ビキニカウルや段付き風のカスタムシート、エンジン下のスキッドプレートなどを装備することで、カフェレーサー的なスタイルを演出している。

カフェレーサーテイストあふれるビキニカウル(筆者撮影)

なお、カフェレーサーとは、1960年代にイギリスで流行したカスタムスタイルのひとつ。市販スポーツモデルを当時のレーシングマシン風に改造し、公道レースに興じていたロッカーズと呼ばれる若者たちの愛車が発祥といわれる。彼らがカフェにたむろしていたことで、その名がついた。

その後、そうしたカスタムスタイルは、街中をおしゃれに走るためのバイクとして世界中に伝播。今では、レトロでスタイリッシュなスポーツバイクのひとつとして定着し、このスタイルをメーカーが新型車に採用する例も多い。そうした最新のトレンドを採り入れたのが、XSR125カスタム仕様車だといえるだろう。

原付二種や軽二輪をメインに展示した意図

XSR125と同様にメインステージに展示されていたYZF-R125(筆者撮影)
ネイキッドスポーツのMT-125(筆者撮影)
155ccエンジンを搭載したYZF-R15(筆者撮影)

今回のショーでヤマハは、XSR125のほかにも、原付二種モデル2機種、軽二輪モデル1機種をメインステージに展示していたことが興味深かった。125ccの原付二種では、フルカウルスポーツの「YZF-R125」やカウルレスのネイキッドスポーツ「MT-125」を展示。また、軽二輪では、155ccの「YZF-R15」を披露し、いずれも市販予定車であることを公表している。

スーパースポーツのYZF-R1(写真:ヤマハ発動機)

フルカウルのYZF-R125やYZF-R15は、ヤマハ製スポーツモデル「YZF-R」シリーズの小排気量版だ。1000ccの「YZF-R1/M」を筆頭に、国内では700ccの「YZF-R7」、320ccの「YZF-R3」、250ccの「YZF-R25」といった豊富なラインナップを誇るYZF-Rシリーズ。2輪最高峰レース「MotoGP(モトジーピー)」などに参戦するレーシングマシンのスタイルや最新テクノロジーを採用した、「スーパースポーツ」というジャンルに属するモデル群で、世界的に高い人気を誇っている。

1000ccエンジンを搭載したMT-10(写真:ヤマハ発動機)

一方、MT-125は、アグレッシブなスタイルと高性能を両立したスポーツバイク「ストリートファイター」というジャンルに属するモデルだ。ヤマハでは、やはり1000ccの「MT-10/SP」、900ccの「MT-09/SP」、700ccの「MT-07」、320ccの「MT-03」、250ccの「MT-25」を用意し、MT-125はそれらの末弟となる。

これらも、すでに海外で販売されているモデルだが、ヤマハによれば、「いずれも試作車やショーモデルで、国内での市販時は仕様が変わる」という。また、国内仕様車のスペック、価格、発売時期について、一切明らかになっていないのはXSR125と同様だ。

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【原付二種や軽自動二輪などの拡充を図るヤマハの狙い】

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