ヤマハ「XSR125」原付二種スポーツ日本導入の訳 若者・初心者ライダー獲得を狙った新戦略車
1980年代や1990年代などのバイクブームが終焉して以来、一時期、激減したという若いライダーたち。それが近年、ようやく増えはじめたことは、バイク業界としても喜ばしいことだろう。現在、業界を支えているといわれる筆者のようなベテランライダーも、高齢になればいずれバイクを降りるときが来る。そのときに、バイク業界を支えるのが今の若者ライダーたちだからだ。だが、そうした新規ユーザーが、結局のところ、すぐにいなくなってしまっては元も子もない。
そこで、各バイクメーカーでは、前述したヤマハのように、初心者向けのライディングスクールやツーリング企画などを実施している。いずれも若いユーザーなどが、安全で楽しくバイクライフを送れるようにすることが目的だ。メーカー各社のこうした試みにより、多くの若いライダーたちが、バイク本来の楽しさを知り、長く乗り続けることで、日本のバイク文化を継承してくれることを、長年の愛好家である筆者も願いたい。
手軽なスポーツバイク投入の効果は?
いずれにしろ、ヤマハの新型4機種が、こうした背景から生まれたことだけは確かだろう。ヤマハの若者向け戦略が、今後、どのような効果を生み、どれほどの支持を受けるのかに注目したい。
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