長澤まさみ「キャリア20年超の今も、迷いはある」 自分の実力に言い訳も悲観もしない"前向き力"

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長澤さん:仕事に対して迷ったり悩んだりすることはあっても、最終的に自分の気持ちや考え方を、前向きな状態に持っていけるのがプロですよね。

うまくいかなかったことをうじうじ悩むこともあるけれど、「よし次に挽回しよう」「同じ失敗をしないようにしよう」と思えれば、失敗もいい経験。

さっきお話ししたとおり、私も悩みは尽きないんですけど、それでも「悩んで終わり」にはしないようにしています。

なりたい自分の理想像は、「もう少し先の未来」に置く

ただ、理想の自分になれないことや失敗してしまったことを、いつまでも引きずってしまう人もいるかもしれない。

うまく気持ちを切り替えられない女性たちに向けて長澤さんは、「今にこだわりすぎないほうが、前向きになれるんじゃないかな?」と優しく問いかける。

(写真:woman type)
長澤さん:理想の自分に明日にでもなろうと思ったら、今の実力との差に圧倒されて、苦しくなってしまうかもしれない。

でも、目標はもっと遠いところ、もう少し先の未来においてもいいんじゃないでしょうか。

例えば5年後、なりたい自分になれていたらいいし、今はそこに向かって歩いている感覚が持てたらそれでいいんじゃないかな、と。

5年前を振り返ると、そのときにできなかったことが今できるようになっていたり、当時は思い描けていなかったような仕事をしていたり、自分自身が進歩していることに気づく人も多いはず。

これからの未来も、「きっとそんなサプライズが待っている」と長澤さんは続ける。

(写真:woman type)
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