長澤まさみ「キャリア20年超の今も、迷いはある」 自分の実力に言い訳も悲観もしない"前向き力"
長澤さん:彼女の優秀さをひけらかすように演じるのではなく、観客の皆さんが大友を見たときに、自然と「この人を信じたい」と思ってもらえるような性格・人物像を意識して演じました。
また、大友は作品の中でいちばん観客の皆さんに近い目線を持つ人物でもあります。
ですから、大友の人柄や視点をこの映画を見ている皆さんに受け入れてもらわなければ、物語に入り込んでもらえません。
監督からは、「検事らしさを意識して」というオーダーをもらっていたので、自分を律してハッキリ話す、テキパキと動く……皆さんがイメージする検事像に近づけるよう意識しました。
また、大友は作品の中でいちばん観客の皆さんに近い目線を持つ人物でもあります。
ですから、大友の人柄や視点をこの映画を見ている皆さんに受け入れてもらわなければ、物語に入り込んでもらえません。
監督からは、「検事らしさを意識して」というオーダーをもらっていたので、自分を律してハッキリ話す、テキパキと動く……皆さんがイメージする検事像に近づけるよう意識しました。
最後までずっと迷いもがきながら進んでいく感じ
劇中では、松山ケンイチさん演じる殺人犯・斯波と向き合う中で、「正しさとは何か」という問いに直面する大友。長澤さん自身も日本社会が実際に直面する課題を前に「戸惑いを感じた」と明かす。
長澤さん:日本の福祉・介護現場で実際に起きている社会問題を前にして、私自身も不安を感じましたし、戸惑いましたね。
結果的にそれが大友の感情とリンクして、これまでに皆さんに見せたことがないような、一味違った演技ができたのではないかと思います。
結果的にそれが大友の感情とリンクして、これまでに皆さんに見せたことがないような、一味違った演技ができたのではないかと思います。
本作の出来に自信をのぞかせながらも、「とはいえ芝居のことで悩むことは、まだまだたくさんありますけどね」と照れくさそうに笑う長澤さん。
芸能の仕事を始めてから20年以上となったが、それでもまだ、演じることへの迷いは消えないという。
長澤さん:私は優柔不断なところがあって、新しい役をやるときはいつも悩むんですよ。
どうやって演じればいいか、どう演じればよかったのか……最後までずっと迷いもがきながら進んでいく感じ。
今回の大友役もそうでした。
どうやって演じればいいか、どう演じればよかったのか……最後までずっと迷いもがきながら進んでいく感じ。
今回の大友役もそうでした。
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