「赤身肉は避けたほうがいい」意外な健康理由 霜降り肉のほうが「腎臓」への負担は少ない

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体のゴミの排泄というと、便を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、便に含まれるのは食べ物の残りカスや腸内細菌の死骸など、ほとんどが腸のゴミです。

一方、尿については、血液に乗って運ばれてくる、全身のゴミを排泄しているのです。便秘が数日続いても不快な程度ですが、尿が出なくなることは生命の危機につながる深刻な事態です。

この状態が続いたら、体にはゴミがたまっていき、命の危機にさらされます。

ただ、その変化は少しずつ起こるので、自覚症状はなかなか現れません。むくみや頭痛、だるさを感じるようになっているときには、すでに腎臓の機能低下はかなり進行しているので、「非常にまずい状態」になっています。

もしも体から腎臓がなくなれば、汚れ切った血液が全身を巡り、脳や心臓、肝臓などはゴミだらけです。そのために、全身の臓器は本来の機能を果たせなくなるのです。実は、これが、老化の大きな要因にもなります。

腎臓で尿がきちんと作られることで、血液中のゴミが取り除かれて、細胞や臓器が本来の働きを行える状態になっています。

リンの過剰摂取は、腎臓のフィルター機能を低下させる恐れがあるのです。

ベーコンなどの加工食品は、リンが多く使われており真っ先に避けるべきです。赤身の肉などの動物性たんぱく質もリンが豊富なので、過剰に摂取することは控えた方が賢明です。牛肉がお好きな方は、霜降りの肉を選んだ方が、腎臓への負担は少ないのです。植物性たんぱく質のリンは、腸からあまり吸収されませんので、比較的安全です。

腎臓の大敵「メチオニン」

もう一つの問題点は、腎臓に悪影響を与える「メチオニン」というアミノ酸の存在です。

たんぱく質を構成しているアミノ酸の中で、体内で合成されないものを「必須アミノ酸」といいます。必須アミノ酸は体の外から補わなければならず、栄養学的には積極的に取ることが推奨されてきました。しかし、取り過ぎると、逆に老化を促す場合もあります。

そんな必須アミノ酸の一つが、メチオニンです。

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