4人家族、8年で2200万貯めた37歳「本気の投資法」 子どもがいながらできる「無理のない資産形成」

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子どもがいる一般家庭でこれだけ投資に回すのは珍しく感じるかもしれないが、すべてをリスクのある投資に回しているわけではない。

380万円とは別に約300万円は学資保険(いつ解約しても元本割れせず、預貯金より利率がよいため預貯金の代わりに教育費の一部として貯蓄)、約150万円をジュニアNISAで運用しているため、子どもの教育資金を計画的に貯められているのだ。

つみたてNISAやジュニアNISAといった税制優遇が受けられる制度を積極的に活用しつつ、そのほかも個別株式や企業型DC(企業型確定拠出年金)、貯蓄型の保険、金など幅広い金融商品に投資している。

「株式は、2種類保有しています。まずは、長期保有での値上がりを目的とした、つみたてNISAなどの投資信託。アメリカやヨーロッパ、新興国、日本と、1つの地域やセクターに絞らず、幅広く分散投資しています。

もう1つは日本株を中心とした個別株で、短いスパンでの売買でキャピタルゲイン(株式や不動産など、保有する資産を売却することによって得られる売買差益)を狙っています。資産が増えれば将来的に高配当株に切り替える予定です。

将来的には不動産投資にも取り組み、毎月の家賃収入で安定した収入源を確保できればと思っています」

投資歴5年目になるかんすけさんだが、保険以外の投資で約230万円の含み益が出ているという。

【手取り年収560万円のかんすけさん 資産内訳】
保険:約730万円
投資信託(つみたてNISA、ジュニアNISA含む):約570万円
個別株式:約350万円(※定期的に売買)
企業型DC:約130万円
金:約40万円
現金・預貯金:約380万円
※総額:約2200万円、2023年2月時点。保険以外の投資で約230万円の含み益が出ている

「一馬力の会社員」が節約して変わったこと

節約生活に取り組むことで、かんすけさんにとってあらゆることが改善されたそうだ。

節約生活を始める前はざっくりとしか把握していなかった貯金や資産の額を、家計簿をつけて管理することで具体的な数値がわかるようになった。見える化したことで、着実にお金が増えて資産形成できている様子が確認でき、気持ちが楽になったという。漠然としていたお金の不安から解放され、安心できるようになった。

「仕事に対するストレスも減りました。今までは仕事を頑張らないと生活が苦しくなるという思いが強くて、昇進してお金を稼がないと……と思っていましたが、ある程度貯金できてくると多少給料が下がっても生活していけるなと、いい具合に肩の力を抜けるようになりました」

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