圧倒的に多い「自宅転倒」おひとりさまの重大危険 高齢期の前に進めておきたい片づけのポイント

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(2)の「必要なモノがどこにあるかわかり、すぐに取り出せるようにする」ですが、ここで言う「いる」モノは主に2種類あります。

一つは、「日常生活に必要なモノ」で、キッチン用品や生活雑貨、衣類など、生活の中でよく使うモノです。もう一つは「重要なモノ」で、通帳や印鑑、契約書類、保険証書、年金手帳、マイナンバーカードなどです。こうしたモノを必要なときにすぐに取り出せるようにしておきます。

(3)の「思い出の品を整理して、すぐに見られるようにする」ですが、「思い出の品」とは、「自分にとって大切なモノ」のことです。これまでの人生の中でさまざまな思い出のモノ、大切なモノがあるはずです。

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ちなみに、私は息子が幼稚園に入園するときにパッチワークで作ったレッスンバッグを思い出のモノとして箱に入れています。ボロボロだし息子はもういらないと言っていましたが、これは私にとっての大切な思い出のモノ、頑張って子育てをしていたときのことを思い出し幸せな気分になるモノなのです。その箱を開ければいつでも見ることができます。

あなたは大事な写真をどのように整理していますか? アルバムに整理していますか? お菓子の箱などにそのまま保管している方も多いと思います。スマートフォンに保存している人も多いでしょう。大事な写真のはずですが、整理していないと取り出して見ることも少ないでしょう。

厳選してポケットアルバムに入れたり、写真をフォトフレームに入れて飾ったりして、お気に入りの写真を手元に置いていつでも見ることができるようにするのもいいでしょう。

杉之原 冨士子 日本ホームステージング協会代表理事

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すぎのはら ふじこ / Suginohara Fujiko

一般社団法人日本ホームステージング協会代表理事。専業主婦を経て運送会社に就職。事務パートから営業職、現場での梱包・開梱サービスを担当。2011年に独立し、片づけ・梱包会社を設立。現場経験からホームステージングの必要性を感じ、2013年日本で唯一ホームステージングを体系的に学べる一般社団法人日本ホームステージング協会を設立。著書多数。メディアにも多数出演。
 

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