科学者に聞く、脳の成長が止まる「3つのNGワード」 「仕事ができる人」「そうでない人」の違いとは?

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Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグは、

「今、僕は自分にできるいちばん大切なことをやっているだろうか?」

と毎日のように問いかけている、と語っています。

これらの事実は、日々行う自分との対話がいかに大切かを教えてくれています。

なりたい自分になるために、強い意志は必要ありません。「言葉が変われば」あなたは変われます。

最新の研究データからも、「脳は大人になっても、いくらでも変化できる」とわかってきました。

しかし、大前提として注意してほしいことがあります。

それは、脳の変化を止めてしまう「脳内トーク」を使わないことです。

今回は、特にうまくいかない人ほどよく使う3つの言葉を紹介します。

言ってはいけないNG脳内トーク1「わからない」

この言葉を発した瞬間に、脳は思考停止します。かなり危険な言葉です。
たとえば、会議で議題になっている課題への解決策を聞かれたとき。

「Aさんは、この課題に対して、どんな解決策があると思いますか?」
「わからないです」

そう回答したら、どうでしょうか。会議に参加しているメンバーからは「仕事ができない人」という烙印を押されてしまう可能性があります。それもリスクではありますが、もう1つの大きなリスクは、この言葉を発した瞬間に、脳が思考を停止してしまうことです。

実際に、課題解決ができない人にインタビューすると、心の中で「わからない」という言葉を頻繁に言っている傾向があります。「わからない」と言った瞬間に、もう脳は「考えなくてもよい」と認知してしまうため、それ以上考えなくなってしまうのです。

「わからない」は使わない。

もし、実際にわからないときは「そうですね」や「それは大切な課題です。解決する方法としては、いくつかの可能性があるかもしれません」と回答し、思考を止めない習慣を身につけることが大切です。

また、もし仕事を一緒にしているチームメンバーが「わからない」を使ったときは、あなたの質問の仕方を変えてみることも有効です。こんなふうに。

「そうなんですね。でも、どんな小さなことでもいいので、もしわかるとしたら、どんな方法があると思いますか?」

「もしわかるとしたら?」という「仮定型の脳内トーク」を使うと、脳はわかることを前提に考えようとするため、解決策が出てくることがあります。

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