「息子が血を吐いた」想像を超える詐欺の最新手口 狙われる高齢者、食い尽くされる親のカネ
被害者の内訳を見ると、大半が65歳以上の高齢者で、中でも目立つのが女性の被害だ。
加害者の7割が10代と20代
では、加害者は誰か。法務省の犯罪白書によると、特殊詐欺で検挙された人間の7割が10代と20代で占められている。
なぜ高齢者を狙うのか。取材で接触した特殊詐欺グループの統括役は、「経済が成長していた時代に金を貯め込み、かつ、今は1人で孤独な毎日を過ごす高齢者ほど狙いやすい」と、はっきり語る。
2021年末、日本の家計金融資産は初めて2000兆円を超えた。現預金が最も多く1000兆円超。保有者を世代別に見ると、60代以上が6割を占める。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら