
「6メートル先を見る」クセをつけたほうがいい理由
これはあくまで心理面での効果の話。残念ながら、視力を回復してくれるわけではありません。
「読書や勉強、デスクワークなどで近いところを20分見たら、20秒、20フィート(約6メートル)以上遠くを見よう」
英語圏を中心に提唱されるのが、この「20×3ルール」です。目から30センチ以内の範囲を30分以上見続けると、近視が進行しかねません。
近くを見続けると、目のピントを調節する筋肉・毛様体筋が緊張して張り詰めたままになります。そんなふうに毛様体筋に負担がずっとかかると、目はだんだん次のように判断します。
「近くを見ることに適した目になったほうが楽だ」
すると、近視が静かに進むことに。ですから作業の合間に近くから目を離し、6メートル以上遠くを見て、毛様体筋の緊張をゆるめましょう。
眺める先が遠いほどよいわけではありません。目にとっては6メートル以上は無限遠と同じようなもの。また、遠くを見るのは毛様体筋のストレッチが目的なので、眺める景色の美しさにこだわる必要はありません。
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