忙しい40〜50代でも「英語力」は十分上げられる 中学レベル「TOEICブリッジ」に1年計画で挑戦

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一方、3カ月ごとのサイクルで英語を習慣化していくスケジュールを勧めるのは高橋氏だ。

「勉強を始める前にブリッジの公式ガイドブックの問題をざっとやってみて、自分の立ち位置を知るとよい。その後も勉強を続けながら3カ月置きに腕試しのために同じ問題集を解く。公式の問題集が英語力のバロメーターになり、同時に教科書としても使える。

ブリッジの問題は非常によくできており、基本的な英文法や日常生活で使う英語表現が豊富に出てくる。同じガイドブックを覚えるぐらいまで何度も繰り返しやり込むことで、いつの間にか英語力が身に付く」(高橋氏)

英語は日常生活で必要がないので、勉強してもすぐ忘れてしまう。身に付けるためには、とにかく英語との接触時間を増やすこと。少しでもよいので、毎日英語に触れるのが重要だ。

通勤時に見えたものを英訳し口の中で唱えてみたり、空中に英文を書いてみたりする。これを毎日続けるとよい。歯磨きと一緒で、やらないと気持ち悪いぐらいに習慣化してしまう。最初は忘れてしまうが、毎日似たような状況を英訳していくうち、自然と頭に浮かんでくるようになる。

映画のシナリオを教材に

そのほか、映画のシナリオを教材にするのもおすすめだという。映画のせりふはよく使われる英語表現の宝庫。繰り返し見ても飽きないぐらい好きな映画のシナリオを入手し、例えば「have」「get」など、知っている基本単語を選んでマーカーを引いてみる。どんな状況でどういう意味で使われるかがわかる。調べた表現は口に出したり、文字にして書くとよい。視覚だけでなく聴覚、触覚など複数の感覚を使って覚えることで頭に刻み込まれ、忘れにくくなる。

今はオンライン英会話も安価に受講できる。話すことを準備しておき、毎回違う人に同じ質問をする。人によって返ってくる答えが異なるので、いろいろな表現が覚えられる。「相手に通じた」という成功体験には強烈なインパクトがあり、覚えたことが頭にすり込まれる。モチベーションアップにもなる。「習慣化と小さな成功体験の積み重ねが、英語を自分のものにするポイントだ」(高橋氏)。

圓岡 志麻 フリーライター

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まるおか しま / Shima Maruoka

1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka

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