忙しい40〜50代でも「英語力」は十分上げられる 中学レベル「TOEICブリッジ」に1年計画で挑戦
仕事でも家庭でも非常に忙しい40〜50代だが、英語を学び直すには本気で取り組む必要がある。漫然と勉強しても身に付かないので、目標を設定し年間の勉強計画を立てるべきだ。
3月27日発売の『週刊東洋経済』では、「中学レベルから学び直す40~50代の英語術」を特集。40~50代から始める英語の勉強計画や中学英語をベースにした理解を早める法則、TOEICの攻略法などを紹介している。
勉強計画を立てる際、中学レベルの英語力を問うTOEIC Bridge(以下、ブリッジ)での高得点を目標にするのもよい。このテストで8割程度を取れれば、英語の基礎力が身に付いていることになる。
具体的な計画の立て方や勉強法について、3人の専門家に話を聞いた。名古屋外国語大学教授、京都大学名誉教授で「意味順」式メソッド提唱者の田地野彰氏、東洋英和女学院大学教授で広い世代への指導経験を持つ高橋基治氏、オンライン学習サービス「スタディサプリ」をはじめ、英語の幅広い分野でカリスマ的人気を誇る英語講師の関正生氏だ。
2通りの最強計画
まずここでは、ブリッジに向けての準備期間を1年間とみて年間計画を立てた。単語・文法から始めて順番に仕上げる「最強計画1」、3カ月のサイクルを設け英語を習慣化する「最強計画2」の2通りを紹介する。大人の場合は「その方法が自分に合っているか」のフィーリングが勉強のモチベーションを左右する。2つのパターンのうち、自分に合いそうなほうを選ぶとよい。
1の勉強計画を勧めるのは関氏である。「単語・文法・リーディング・リスニングの4つの技能があるが、すべてをやろうとするのは大変。勉強しても思うように伸びないのでやる気を失ってしまう。コツは『満遍なくやらない』ことだ。最初の4カ月で基本となる単語・文法をみっちり勉強する。そうすればリスニングの勉強を開始したときリスニングに集中できるし、文法の力でリスニングを補うことができる」(関氏)。
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