忙しい40〜50代でも「英語力」は十分上げられる 中学レベル「TOEICブリッジ」に1年計画で挑戦
最低1時間、できれば毎日やったほうがよい。今まで英語なしに過ごしてきた社会人にとって、英語を学ぶ切実さは薄い。だからこそ、腹をくくって取り組みたい。
教材は直感や好き嫌いで選ぶのがよく、合わなかったらどんどん変えてOKという。モチベーションの維持が重要だからだ。
丸暗記は効率が悪い
「丸暗記は効率が悪い。若い頃より暗記力が落ちているし、大人になって学び直しをする人は、学校英語で丸暗記をしようとして挫折しているはず。同じやり方ではうまくいかない。大人は理解力が発達している。理屈や文化背景などを納得しながら勉強すると覚えやすくなる」(関氏)
理屈を理解して覚えるやり方として、関氏は英会話表現でよく出てくる「Could be.(かもね)」を例に挙げる。can(できる)の過去形とbe動詞でなぜ「かもね」になるのか理解できないので、丸暗記することが多い。しかし実際にはきちんと理由があるという。
理解するには、まず、過去形として捉えるのをやめるのが重要。そもそもcanには「ありえる」の意があり、couldにも「(ひょっとしたら)〜することがありえる、かもしれない」の意味がある。「It could be true.」は直訳で「もしかしたら真実の可能性がある」の意に。さらにtrueやItが省略されたものが「It could be.」「Could be.」といったよく使われる表現となる。
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