勉強に「本気で挑んだ人」だけが到達できる世界 勉強への「責任感」があれば、より高みを目指せる
いつの間にか「立派な受験生」が目標に?
目標を混同してはいけない。試験勉強の目標は点数をとることと合格でなければならないが、ある瞬間に「立派な受験生」になることに目標が変わってしまうときがある。
立派な受験生が目標になるなんてどういうことかというと、こうだ。勉強がうまくいかなかったり不合格になったりしたら、当然、自分の何が悪かったのか敗因を考えるだろう。成果を出せなかった理由はふたつしかない。勉強方法がよくなかったか、努力をしなかったかだ。
どちらの問題だったのかを確認するのは簡単だ。勉強している間、必死に努力をしたのか、自分に尋ねればいい。必死の努力をしたのに合格しなかったとすれば、それは勉強方法に問題があったということであり、そうでなければ努力が足りなかったということである。
ところが、このような問題をきちんと認識できず、敗因を外から探す人がいる。彼らのほとんどは、受験に失敗した原因は受験生活にあったと考えるのだ。朝早く起きなければならない、三食をしっかり食べるべき、講義は基礎から欠かさず受講しなければならないなど、「方法」や「努力」ではなく、変なところで不合格の理由を探そうとする。
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