WBC優勝、鍵を握る「佐々木朗希」「山本由伸」の真実 「体格」から「投球割合」まで、2人はここまで違う
「アメリカの場合は変化球にもストレートに近いような強さ、重さがありますね。そこが日本とまったく違うと感じています」
2021年オフにそう話したのが、前年にDeNAからレイズへ移籍し、今季はレンジャーズ傘下からメジャー昇格を目指す筒香嘉智だ。
「変化球は(ストレートより)回転数が多いので、日本のときはよく飛ぶという感覚がありましたけど、アメリカはストレートのように強いので、軽く打って飛ぶという感覚は持てません。日本とは全然違うボールですね」
筒香は「日米の違い」をそう説明したが、山本のフォークやカーブ、カットボールも強いから、日本のバッターは手を焼いているわけだ。
彼が「規格外」の投手であるのは、そもそも発想の違いによる部分も大きい。
日本球界の「常識を変える」アプローチで結果を残せるか
「令和の怪物」こと佐々木が恵まれた才能を存分に活かしているのに対し、山本は日本球界の「常識を変える」ようなアプローチで結果を残している。
独自の道を歩んで日本の頂点まで駆け上がった2人は、一流メジャーリーガーを相手にどんなピッチングを見せるのか。
世界一を決めるWBCの戦いは、準決勝からいっきに相手のレベルが高くなる。
本当に面白くなるのは、これからだ。
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