「謎解き」が苦手な人が知らない2つの重要視点 頭が凝り固まっていないかをチェック!

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しかし、この問題は最後に落とし穴があります。最後のパズルの数字を見てください。21と13から矢印が出ていますが、その先には7と表記されています。これまでの法則をあてはめると、21-13=8となるはずです。ここで、今まで使っていた法則が実は違うということが明らかになるというわけです。

視点を変えて数字を声に出して読んでみると……

改めて「?」の部分には何が入るのかを考えなければいけません。その際に着目するのは、間違えた21-13=7の部分です。私たちはそれまでの方法がうまくいくと、少なからずそれまでの方法(今回の場合は引き算)に固執しがちです。

こういったときは、思い切って逆のアプローチを試みるのが問題を解くコツのひとつです。つまり、先ほどの解き方では引き算を使ったので、今度は足し算が使えないか考えてみます。

しかし、足すだけでは13+21=34となり、うまくいきません。そこでさらに別の視点がないか考えます。たとえば13と21という数字を声に出して読んでみてください。

じゅうさん にじゅういち

普通はこのように読むと思います。もちろん、正しい読み方です。ただしこれでは普通なので、他に視点がないかを考えます。私は16年間、海上自衛隊に所属して数学を教えていました。その自衛隊では時刻を言うとき、独特の言い回しがあります。13時21分であれば、数字を並べて1321とし、

ひとさん ふたひと

と言うのです。これは1(ひと)3(さん)と2(ふた)1(ひと)と1つ1つ数字を分けた読み方です(海上自衛隊は2を「ふた」と言います)。そこで、自衛隊式に分割した「1と3と2と1」に注目してみて数字を足してみます。

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