シリコンバレーが「お〜いお茶」に惚れたワケ

緑茶が担う新たな世界的役割とは?

日本食スーパーの中にショップを構える伊藤園の「matcha LOVE」。お茶を使ったソフトクリームやラテなどのドリンクには週末になると行列ができる。同時に、抹茶・煎茶の茶器や茶葉の販売を行う。

3月9日、日本から10人がシリコンバレーを訪れた。学生、システム会社や保険会社の経営者、日本文化の講師、そしてエンジニアとマーケッターのカップルなど、そのプロフィールは様々。そんな彼らの共通の目的は、日本のお茶がシリコンバレーに浸透している姿を見学することだった。

このツアーは伊藤園が、メモから始まるデジタルワークスペースアプリのエバーノートとともに開催した「クリエイティブサポートキャンペーン」によるもの。主力商品であるペットボトルの緑茶、「お〜いお茶 玉露入り 旨」を飲んで応募し、選ばれた10人の特派員が、米国西海岸の地にやってきたのだ。

ツアーの目的は、シリコンバレーの「お〜いお茶」事情を含む、当地の最新情報の取材。様々なバックグラウンドのメンバーが触れたシリコンバレーは、単なるテクノロジーの切り口とは、ひと味違っていた。

シリコンバレーのお茶とカルチャー

エバーノートは、シリコンバレーのテクノロジー企業における「お〜いお茶」普及のきっかけともなった企業であり、今回のツアーでも中心的な役割を果たしていた。

「お〜いお茶」普及以前、米国で緑茶というと、たっぷりのシロップが入った缶入りの製品くらいしか手に入らなかったという。もちろんカロリーも高く、お茶の風味や苦みなどはほとんど感じられない、日本人の口には全く合わない飲み物だった。米国の人々にとって、苦いお茶を飲むことが当たり前ではなかったのだ。

伊藤園は「matcha LOVE」というブランドで、抹茶製品を中心とした缶入りの飲料や、西海岸などの日本食スーパー内へのカフェ設置などを展開しており、またTEAS’TEAブランドで様々な種類のお茶のボトルを販売。またそして新たなコーヒー飲料のブランドを立ち上げている。すでに抹茶は、コーヒー店のドリンクに活用されたり、焼き菓子に使われるなど、拡がりを見せる。

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