シリコンバレーが「お〜いお茶」に惚れたワケ 緑茶が担う新たな世界的役割とは?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
エバーノートで行われた社員へのインタビュー。国際色豊かなメンバーが語る緑茶の魅力、文化の伝わり方は、社員同士でも議論が白熱した。

社員に無料で振る舞われるランチに舌鼓を打ちながら、エバーノートの国際色豊かな社員と交流し、オフィス内での緑茶を含む食のトレンドとその広まり方、あるいは働き方について、直接質問し、意見を交わした。

シリコンバレーなので、もちろん日本語は通じない。そこで、特派員たちは、質問をあらかじめ英語で用意してたずねたり、フリップを用意して回答してもらったり、工夫を凝らしながらコミュニケーションを取る様子が印象的だった。

質問をする特派員たち

中には、中国式のティーセレモニーを社内の自分のデスクで行っている社員もいた。他の社員は、彼が作法を含めて実演し、会話をしながら楽しむことによって、お茶の文化が好きになったと話す。こうしたコミュニケーションによる食文化の伝搬については、日本からのメンバーも共感を深めていた。

また、クリエイティブさを保つ秘訣について、「ゴールを明確にすること」が、最も重要なきっかけになるとの指摘に、納得していたメンバーも多かったようだ。

伊藤園は、今回のエバーノートとのコラボレーションを、国内外に拡げていく考えだ。ツアーでも、実際にシリコンバレーで緑茶が楽しまれている現場に触れると同時に、現地の人たちとの直接の対話が非常に重要だった。

メンバーは、日本のお茶の広まりやシリコンバレーそのものについての見聞を広めるだけでなく、ゴールの明確化やデザイン、新しい働き方などから多くの刺激を受ける事ができた、と感想を語る。

次ページ緑茶の新たな定義を世界に
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事