東洋経済オンラインとは
ライフ

在宅時ねらう「関東連続強盗」家庭での最強対策 侵入者から身を守る「パニックルーム」の有効性

8分で読める
  • 松丸 俊彦 セキュリティコンサルタント
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

ただし、犯人の侵入経路によっては、該当の部屋に逃げ込むのが難しい場合もあるだろう。また、部屋数が少ない家庭では、そういった部屋を設けること自体が難しいかもしれない。その場合は、トイレなど鍵をかけることができて、ある程度頑丈な部屋に逃げ込むことも有効だ。ドアを壊そうとするにも時間がかかるし、壊す際には大きな音も出る。

パニックルームに外部との通信手段があったとしても、状況によっては別の部屋に逃げ込む可能性も見込んで、スマホなどの通信機は家の中でも携帯しておくのがいいだろう。これは、侵入者対策だけでなく、高齢者が倒れた際にも有効なので、まずできることとして実行していただきたい。

何より大事なのは、「この部屋をパニックルームとし、何かあった際には逃げ込むように」「パニックルームが難しい場合は、トイレに逃げ込もう」などと家族間で共有しておくことだ。

ためらわずに「♯9110」番にかけること

家族間で当日の訪問者の共有をしておくことも大切だろう。特に高齢者や子どもがいる家庭では、「宅配便が何時頃に来るけど、それ以外は予定にない」などと伝えておき、むやみに訪問者を受け入れないこと。今はコロナ禍で宅配便の「置き配」が可能なこともあり、戸建てでも宅配ボックスを設置して、対面で受け取らないようにすることでも防げるだろう。

そしていちばんお伝えしたいのは、不審な人物、車両などを発見したら、「110」番や所定の警察署への連絡をためらわないでほしいということ。その通報によって、事件を未然に防ぐことができるかもしれない。

緊急時の「110」番にためらいがあるということであれば、警察相談専用電話「#9110」番を利用していただきたい。ここにかければ、地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながる。

資産を守ることも大切だが、何より自分と家族の命を守るため、各家庭での対策を強化していただくことをおすすめしたい。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象