新宿駅「京王線」「京王新線」迷う人多発の“不思議" なぜか路線図にない「京王新線」の謎を追った

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「新線新宿駅」の改札口(2023年1月12日、弁護士ドットコムニュース撮影)
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首都圏に住む人、電車を利用した人なら誰しも、乗り換えで苦渋をなめたことがあるはずだ。その1つが京王線の新宿駅だ。沿線を利用する人からはこんな不満が吹き出す。

「京王線と京王新線の違いがわからず、どちらに乗ればよいのか、いつも迷います。橋本行きの電車に乗ろうと、本来は来ない京王新線のホームで30分以上待っていたこともありました」(都内在住の30代女性)

「京王線の笹塚駅で(都営地下鉄新宿線直通の)京王新線に乗り換えることを忘れ、本線の新宿駅までいってしまうことが。乗り換えるため新宿駅のなかを長い間歩くことになります。自分のうっかりが原因と言われればそれまでですが、これで会社に遅刻しそうになり、朝から何度舌打ちしたかわかりません」(都内在住の30代男性)

沿線住民すらも惑わせてしまうその駅、京王線の新宿駅の謎について調べてみた。

予定通り新宿駅で京王線に乗ったのに「遅刻しそう」

「電車に乗り間違えて、遅れそう」 「え、京王線に乗ったよね?」

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

先日、そんな京王新線トラップにはまったのが、都内主婦のJ子(40代)さん。この日、大江戸線の新宿駅から京王線に乗り換える息子のため、ホームまで同行したJ子さん。息子は友人と「京王線の新宿駅ホームで待ち合わせ」と約束していた。

大江戸線の新宿駅で降りると、ホームにあった京王線の案内を確認し、長いエスカレーターに身を任せた。エスカレーターでのぼった先、右方に京王線のホームへの階段が目に入った。左方にもなぜか「京王線」へ導く矢印も書かれていたが、「どちらからもホームに降りられるんだと思って、気に留めず、右方の階段を降りていきました」(J子さん)。

「京王線新宿駅」の改札口(2023年1月12日、弁護士ドットコムニュース撮影)
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