「爪がボロボロ、抜け毛」ありがちだが危ない症状 もしかしたら「鉄欠乏」かも、チェック方法は?
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朝、気持ちよく目覚めたことがない。なんとなくダルい。ささいなことで傷ついて泣きそうになる。イライラが抑えられない。仕事や家事に集中できない――などココロの不調を抱えていませんか?ココロを救う方法は心療内科や精神科、漢方薬、カウンセリング、生活環境の見直しなどたくさんありますが、精神科医の奥平智之先生は、「食事を見直しましょう。どんなにすぐれた治療法でも、食事という”体を支える土台”がグラグラだと、なかなか改善できません」と言います。
奥平先生の著書『最新版 マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ』を一部抜粋し再構成のうえ、本稿では「鉄」「たんぱく質」「マグネシウム」の3つの栄養素を取り上げ、不足していないかチェックしていきます。
不足している栄養素をさがせ!
■鉄欠乏:4つ以上は黄色信号、6つ以上は赤信号!かもしれません!
脳内ホルモンや、ミトコンドリアでエネルギーを作るうえでも、必須のミネラル、それが鉄。ココロに効く栄養素の筆頭です。鉄欠乏の多くは貧血まで至らず、赤血球に含まれるヘモグロビンの鉄は正常です。
鉄欠乏の原因は大きく分けて2つ。
① 「鉄不足」。《INが少ない》鉄の摂取不足。パンやパスタ、ごはんなど糖質中心で、鉄分豊富な肉類や血合いの多い魚を食べる量が少ない人。《OUTが多い》妊娠、出産・生理・痔の出血、アスリート(※)、成長期の子ども。
(※)アスリートは活動量が多い分、酸素も多く必要で鉄の需要もふえる。マラソンなど足の裏に衝撃を与えるスポーツでは、赤血球が破壊されて貧血になることがある。また、筋肉での鉄の需要がふえるので、「スポーツ性鉄欠乏」に注意。
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