![1991年に登場したホンダの4代目プレリュード](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/3/9/570/img_397eac2a043d837c47a18f759e1d276c190060.jpg)
1765ミリの全幅と2.2Lエンジンの3ナンバー車
1990年代は、まだまだ2ドアクーペが元気だった。代表的な車種にホンダ「プレリュード」がある。3代目のBA4/5/7型(1987~1991年)はバブル絶頂期の1988年に約5万8000台(月平均で約4830台)を売り、翌年に約8万1000台(月平均で約6750台)を販売した日産自動車「シルビア」(S13)とともにデートカーと呼ばれ、若者に親しまれた。今では信じられないほど2ドアクーペの人気があった。
![ホンダの3代目プレリュード](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/6/2/570/img_62c2503ef20b4c01218a8f1061ba5d76456922.jpg)
1991年に登場した4代目プレリュード(BA8/9/BB1/2/3/4型、1991~1996年)は、「NSX」(1990年)が牽引するスポーツイメージと、「レジェンド」2ドアハードトップ(同年)に見られるラグジュアリー的なイメージをうまく併せもっていた印象だ。
全長4440×全幅1765×全高1290ミリ。5ナンバー枠(全幅1700ミリ未満、エンジン排気量2000cc未満)を軽く超える車幅と、2.2リッターに拡大された排気量によって、当初から3ナンバー車というのも話題になった。
![ホンダ 4代目プレリュード](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/570/img_c18e5174f115685942e8120f2579b18c268333.jpg)
当時ホンダがよく使ったのは「ワイド&ロー」なる表現、4代目プレリュードは3代目より全幅を70ミリ拡大。全高を5ミリ下げるいっぽう、全長は80ミリ縮めている。
曲面を多用したボディと、先代の格納式ヘッドランプを廃したフロントマスクは、力強さを感じさせるもの。
「スペシャルティカーとして、未来感を演出」とは、このクルマのエクステリアのテーマについて、当時のホンダがプレスリリースに記した文言である。
「生きるものの走る姿や躍動感を表現。精悍なマスク、引き締まったテール、全身に力強さを秘めたシャープなフォルム」。こんな表現がされている。
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