入試直前!親に教えたい「受験生を楽にする」一言 1月14日からの大学入学共通テストへ送り出すコツ

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そもそも、受験って、なんのために挑戦するものなのでしょうか。もちろん「いい学校に行くため」と答える人も多いでしょうが、それ以上に、「自分を成長させるためのチャンス」です。そうであるならば、受験の日まで頑張って、人間的に成長して、試験会場で全力を出すことができるのならば、目的はもう達成されているといえるわけです。

少し話は変わりますが、弓道で高校の全国大会に出場したことがある東大生に聞いたのですが、「矢を当てよう」と思うと、当たらなくなってしまうのだそうです。矢が的に当たるのは、結果論です。何回も繰り返しているように矢を引いて、身体に染み込んだ動作をすることができれば、自然に矢は的に当たってくれる。逆に「当てよう」という意識があると、普段の練習どおりにすることができず、当たらないのだそうです。

受験でも、同じことがいえるでしょう。「合格しよう」と思い過ぎてしまうと、合格は遠のいてしまいます。合格するのは結果論でしかなく、普段の練習どおりに行動することができれば、結果論として合格することができるわけです。

「なるようにしかならん!」

自分の母親は、自分が受験生のときにおろおろして「合格できるかな」と不安がっていると、いつもこんなふうに一喝していました。

『それでも僕は東大に合格したかった』(新潮社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

「なるようにしかならん!」

確かにそのとおりなんですよね。なるようにしかならないんだから、あまり結果を求めず、「合格しようができまいが、どっちでもいい」と言っているくらいがちょうどいいのです。

だから、一言、こんなふうに言って送り出してあげてください。

「合格しようができまいが、どっちでもいい。ここまでよく頑張ったんだから、あとは全力で挑んできなさい!」

そして受験が終わったタイミングで、ご馳走を出してあげましょう。合格発表の日に喜ぶのではなく、受験を1年間頑張ったこと自体をほめてあげる。そうすれば、受験が人生にとっていい糧になると思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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