物価高の節約術「地下鉄通勤費」最大半額にする技 手間はかかるが頭を使えば定期より安くなる

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東京メトロの都営線乗り換え路線図
東京メトロと都営地下鉄の「乗継券」をうまく使うと通勤費を抑えることができる(撮影:尾形文繁)

昨今の物価高により、企業は少しでもコストの削減、家計も少しでも余裕を見出そうとみんなが知恵を絞っているところではないだろうか。交通費もその1つであろう。そこで、東京の地下鉄限定ではあるが、通勤定期券より月1000〜5000円程度、最大半額まで通勤費を抑えられる方法を紹介したい。

定期券よりも安いとなると、会社規定の交通費支給額より安くあげても差額返還を求めない会社や雇用形態でお勤めの方は差額分お得になる。逆にそんなのはけしからんという会社の経理担当者は、本記事で紹介する方法をベースに交通費支給の見直しをすることも考えられるだろう。活用方法は人それぞれだが、2023年もさまざまな物価が上昇するであろう中、少しでも出費を抑える方法として見ていただければ幸いである。

紙の「乗継券」ルールをうまく活用

さて、どうすれば「定期券より安い」などということが可能なのか。これは「都営メトロ乗継」の制度を活用することで実現する。この制度には以下の特徴がある。

●都営地下鉄と東京メトロ線を乗り継ぐ場合は、合計の運賃から70円引きとなる乗継割引制度がある。
●都営メトロ乗継運賃は最短経路計算の原則があるため、実際に乗るルートが遠回りでも最安経路の運賃の切符で利用できる 。
●都営線と東京メトロ線は両方が乗り入れる駅であっても別の駅扱いとなる。例えば都営線新宿駅から改札に入って乗り継ぎ、東京メトロ新宿駅から出るのは問題ない。
●都営線と東京メトロ線を乗り継ぐ際、ICカード利用だと60分以内に乗り継がないと割引が無効なのに対して、紙の切符だと当日中(時間制限なし)に乗り継げばいい。

この特徴を生かすと、片道切符でも実質的に「往復」が可能で、さらに東京メトロ―都営地下鉄の乗継駅で降りて、その「乗継」の時間内に用事を済ますことができるのだ。

次ページ片道242円区間を280円で「実質往復」
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