「学校の宿題で苦しむ親子」…その大きすぎる弊害 一律に出される宿題、それ本当に必要ですか?

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2,親子関係が悪化する

叱られ続けることで、子どもは「お父さん・お母さんは自分のことをダメな子だと思っている。こんなダメな自分はもう大切にしてもらえない」と感じるようになります。これは親の愛情に確信を持てないということで、いわゆる愛情不足を感じている状態です。これによってますます親に反発したりお試し行動をしたりしますし、いきつくところは親子関係の崩壊ということになる可能性もあります。

3,よけい勉強が嫌いになる

宿題のことで叱られると、勉強に対するネガティブな印象が強化されます。自分に合った内容を自分のペースで学べば、新しいことを知ることができる勉強は誰にとっても楽しいものなのですが、子どものときに「勉強は不愉快。嫌い」と刷り込まれてしまうことで、将来にわたっても勉強から遠ざかってしまうのです。

宿題が奪う、子ども時代の貴重な時間

4,自分がやりたいことをやる時間がなくなる

「宿題をやらなきゃ」と思いつつも始めないままでいると、ダラダラと過ごす時間が増えます。始めたとしても、宿題が多すぎたり難しすぎたり集中力がなかったりしていると長い時間がかかります。それによって、子ども自身がやりたいことをやる時間が減ってしまいます。

子ども時代には、遊びも含めて自分がやりたいことをたっぷりやる時間が大切です。その中で好きなことを見つけて深掘りしたり、生まれながらの才能を開花させたりできるのです。

また、好きなことをやっているときに「地頭がよくなる・非認知能力が高くなる・やり抜く力がつく」などよいことがたくさん起こり、それが子どもの成長につながります。でも、宿題のことで煩わされることで、そうした貴重な時間がどんどん減ってしまいます。

それに、これからの時代に必要なのは一律に与えられた課題をこなす能力ではなく、自ら主体的に課題やテーマを決めて主体的に取り組むマインドと能力のはずです。そうした能力を育てる時間を、宿題が奪っているというのが実態です。

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