話始め10秒でバレる「話が下手な人」の最大の特徴 「話が長い」「聞いてもらえない」人は冒頭が下手

話をする前に重要なのは「定義」
私たちが日常でする話には「主張」があり、そしてその前に「導入」があります。そしてそこでは定義するという数学的な行為が必要です。数学で最初にする行為は定義であり、それをしないと議論や研究がスタートできません。例えば素数の研究をするのであれば、まず「素数とは〜である」という共通の定義をしなければなりません。実は、この考え方が私たち人間のコミュニケーションに大いに役立つのです。では、具体的に何をどのように定義すればいいのか。
ポイントは大きく2つあります。
●言葉を定義する
●場を定義する
ここでは、2つ目のポイントの、場を定義するということについて説明します。具体的には次の3つのいずれか、あるいはすべてを定義することです。
●時間
●前提
●目的
まずは最もシンプルなものとして、時間を定義することについて説明しましょう。あなたはこれまでに話の冒頭で次のような発言をする人物に会ったことはありませんか。
「少しばかり長くなりますが」
「いまから5分程度いただいてもいいでしょうか」
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