「今日1日」に集中するだけで幸福になれるワケ 「マルチタスク」だと生産性が40%低下する?

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たとえばこんな研究結果があります。

「人生の選択肢をコイン投げで決めてでも、進んだほうが幸せである」
シカゴ大学スティーヴン・レヴィットの実験
「マルチタスクを行うと、シングルタスクと比較して、生産性が40%低下し、作業ミスが50%増加する」
ワシントン大学メディナらの指摘
「作業が2.8秒中断されると、ミスの発生率が2倍になり、4.4秒中断されると、ミスの発生率が4倍になる」
ミシガン州立大学のアルトマンらの研究
「85%の人はフェイクニュースに騙される」
キングストン大学ヘンダーソンらの研究
「直接暴言を吐かれた人は作業の処理能力が61%、創造性が58%低下する」
ジョージタウン大学のポラスとエレズの研究
(筆者:もし、職場に暴言を吐く人がいるならクリエーティブな作業は難しいでしょう)
「不安を感じても「自分は今、興奮(ワクワク)している」と言い換えればパフォーマンスは改善する」
ハーバード大学ブルックスの実験
「人の幸福と健康を高めてくれるのは、家柄や学歴、職業、家の環境、年収や老後資金の有無などではなく、質の良い人間関係である」
ハーバード大学ヴェイラントらの研究

人間が思いつくことは、たいてい研究されている

先に上げた研究は、私たちが「次にするべきこと」を明確にしてくれ、時間のコントロールを自分自身の手に取り戻す方法を教えてくれています。それはつまり、他人の目や多すぎるタスク、迷い、ストレスを振り切り、「今日1日」に集中して最大限の結果を手に入れる方法であるといえます。

仕事のパフォーマンス、将来への不安、人間関係での悩み、あらゆる問題が山積みですので、何か1つをクリアすれば、すっきり目の前のことに集中できるようになるというようなことはありません。

ですが、「人がこういうときはどうしたらいいんだろう?」と悩むたいていのことは、実はハーバード大学やオックスフォード大学、スタンフォード大学、シカゴ大学ほか、世界中の大学や研究機関が研究済みだったりします。

おおまかにいえば、人間が思いつくことは、たいてい研究されているというのが筆者の実感です。

ですので、研究や実験から「答え」や「対応方法」を学んでしまえば、一度しかない大切な24時間に集中しやすくなるのではないでしょうか。

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24時間を最高のものにするステップはなにか。

思考と行動を変えるにはどんな習慣が役に立つのか。

結局、人間はどう生きれば幸せなのか。

そのあたりの漠然とした問いにも、しっかり答えが用意されています。

アメリカの企業家、ヘンリー・フォードが言うように「たいていの成功者は他人が時間を浪費している間に先へ進む」のであり、スティーブ・ジョブズが言うように「この地上で過ごせる時間には限りがある。本当に大事なことを本当に一生懸命できる機会は、2つか3つくらいしかない」のです。

ぜひ、あなたの大切な24時間を、充実したものにしてください。

堀田 秀吾 明治大学教授

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ほった しゅうご / Syugo Hotta

言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな分野を融合した研究を展開。熱血指導と画期的な授業スタイルが支持され、「明治一受けたい授業」にも選出される。研究の一方で「学びとエンターテインメントの融合」をライフワークとし、研究活動において得られた知見を活かして、一般書・ビジネス書等を多数執筆、テレビ番組にも出演する等、多岐にわたる活動を展開している。

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