他人の人生を羨む30代男性の間違った"思考回路" 人生の道筋も、目的地も決めるのは自分次第だ

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ですから、まずKMさんがやるべきは「ご自身にとっての幸せの定義」を他人の人生の中にではなく、自分オリジナルの見解の中において見つけることです。

もっと簡単に言うと、「キラキラした人生」とはどんな人生なのか、を真面目にとことん突き詰めて考える、ということです。そうすることで、何故平凡な人生だと思うのか、の背景も見えてくるハズです。

漠然とした不安や不満を持っているだけでは行動なんてできませんから、具体化が必要なのです。

自分の現状の何が不満なのか、どこを変えたいのか、などが見えてきますから、自ずと変えるための行動にもつながるのです。そして、そのように具体化し行動につなげるとわかってくることがあります。

それは、成功と自分が考える定義やゴールに向かってがむしゃらに、ひたむきに走っていると自分にだけ目がいくようになり、景気がとか、友人がとか、政治家が、とかいう本来自分の人生と関係のないものに目がいかなくなるのです。

人生の目的地を決めるのは自分自身

当然訳の分からないSNSに惑わされることもなくなるでしょう。

自分のゴールや目指すべき道がないからこそ、他人との比較によってのみ自分を定義しようとしてしまうのであり、本来人生の主役であるハズの自分を脇において、他人や世間を主役にしてしまうのです。

人生の道筋も目的地も、決めることができるのは自分自身です。

他人の人生の中に自分の人生があるのではありません。現状に不満があるのなら、キチンとその不満の分析と整理を行い、変えるための行動に移しましょう。

もちろんその道のりは長く厳しい道である可能性が高いです。

しかしながら、大きなゴールに向かって小さなゴールをどんどんクリアしていくことで、成長できますし、少なくとも前に進んでいるという感触は得られるはずです。

そしてその感触こそが、人生における充実や小さな喜びにつながるのです。結局のところ、人生とはそういった小さな行動と結果であり、積み重ねなのですから。

KMさんが、そのような思考で自分本位の人生を歩むことを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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