
Z世代の間では、自分の写真にフィルターやアプリで加工・修正するのが当たり前。こうした加工・修正がメイクの領域にまで大きな影響を与えるようになっています(写真:筆者提供)
こんにちは。Z世代の研究を行っている芝浦工業大学・教授の原田曜平です。

写真左上から時計回りに、中山拓樹(早稲田大学商学部2年)、石田華子(清泉女子大学文学部4年)、矢追耕太郎(早稲田大学政治経済学部4年)、西脇真宙(立教大学社会学部2年)(写真:筆者提供)
これから数回にわたり、2022年にZ世代の間ではやったトレンドについてご紹介していきたいと思います。
読者の皆様にこの1年間を振り返っていただくとともに、若者とはいつの時代も最先端にいるので、2022年にZ世代の間ではやったさまざまな現象やトレンドが来年、中高年のわれわれにもはやっていく可能性があるので来年以降の参考にしていただきたいと思います。
さて、スマホやSNSの普及により、Z世代の間では自分の写真にフィルターやアプリで加工・修正するのが当たり前になっています。今回はこうした加工・修正が化粧品の領域にまで大きな影響を与えるようになっている、という話を現役大学生たちがレポートしてくれます。
「フィルターコスメ」の最新事情
女子たちが憧れる、芸能人やインフルエンサー。しかし、彼ら理想の顔をメイクで実現するのは難しい。
一方、Z世代は撮影した写真の明るさや色味を変更・追加できる機能「フィルター」を付けて写真を撮ることに慣れている。フィルターで撮った自分の顔のほうが、芸能人などよりは近づける、実現させる可能性が高く、新たな理想の顔となっている。そうした中、フィルターで撮影した自分の顔に近づけるためのコスメが流行している。
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