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ワタミ・渡邉美樹会長が展望する23年の外食業界 居酒屋はコロナ前の7割が常態化、優勝劣敗が加速

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学者、文化人、そして経営者。世界と日本の知性は、未来をどう展望するのか。「2023年大予測」特集のインタビューシリーズから抜粋。

ワタミ会長兼社長 渡邉美樹氏
渡邉美樹(わたなべ・みき)/ワタミ会長兼社長。1959年生まれ。明治大学商学部卒業。84年にワタミ創業。2013年に会長を辞任し、自民党公認で全国比例区から参議院議員に立候補し初当選。19年の議員引退後、同年7月に取締役就任。21年10月から現職。(撮影:尾形文繁)

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コロナ禍に見舞われてから3年が経過し、ようやく復調の兆しが見えてきた外食業界。だが居酒屋業態は苦戦が続く。ワタミの渡邉美樹会長兼社長に2023年の展望を聞いた。

飲食店選別の時代に突入

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──2023年はどのような年になりそうですか。

非常に厳しい、というのが正直なところ。円安は進み、少なくとも1ドル=200円くらいまでいくのではないだろうか。それに伴って資源高や原材料高は加速し、外食業界を含め、あらゆるものが値上がりし続けるだろう。給料の上昇ペースをはるかに上回り、とくにわれわれのような内需産業にとって、2022年よりも厳しい1年になるのではないかと考えている。

──とはいえ外食業界全体で見れば、2022年の秋ごろからコロナ前の水準に回復してきている印象です。

確かに外食業界全体としては、コロナ前に近い水準まで売り上げが回復してきている。しかし居酒屋となると話は別だ。ワタミの店舗でもコロナ前の7割程度の水準にとどまっているのが現状だ。

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