学者、文化人、そして経営者。世界と日本の知性は、未来をどう展望するのか。「2023年大予測」特集のインタビューシリーズから抜粋。
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柱のクラウドソーシングに加え、副業マッチングサービス「クラウドリンクス」も成長するクラウドワークス。背景について吉田浩一郎CEOに聞いた。
副業は日本人のメンタリティーに合っている
──副業サービスが好調です。
2020年1月にサービスを開始したが、約2年間は動きも鈍く、売り上げは微々たるものだった。事業として成立しないのでは……と悩んでいたが、2022年になって雰囲気が大きく変わった。
まず登録者数が伸びた。多様な働き方を認める企業が増えたことで、国内トップ層の大企業社員が、肩書・職歴などを明記してどんどん登録してくれるようになった。
すると企業側も、こんな人材にアクセスできるなら契約してみたいとなってきた。国が副業推進を訴え始めて約5年、人材流動化における“最後の厚い壁”だった正社員領域がようやく動き始めた。
──背景にはどんな環境変化が?
コロナ禍以前は、企業側には副業推進が(人件費負担を減らすための)リストラ策の一環のように見えてしまうのでは、といった空気があったと思う。だが昨今は、リモートワークが当たり前になったこともあり、従業員の多様な働き方を応援する企業が肯定的に捉えられるムードになった。
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