「仕事が多いけど何とかしよう」は危険すぎる道だ 自分の負荷はもっと悲観的に考えたほうがいい

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つい仕事を引き受けすぎてしまったという失敗は、組織の中で働く人ならば誰しも心当たりがあるのではないでしょうか(写真:voduy84/PIXTA)
過去に膨大な業務量をこなしてきた経験を基に、ついつい仕事を引き受けすぎてしまったという失敗は、組織の中で働く人ならば誰しも心当たりがあるのではないでしょうか?
そうならないためにはどうすればいいのか、数々の業務課題を解決してきた菅原健一さんが、最新刊『小さく分けて考える』より紹介します。

進んで地獄に向かわないために

目標を達成するための手段や方法を決めるうえで、念頭においていただきたいのは、「自分への負荷は悲観的に考えたほうがいい」ということです。

分解して考えると、「この方法なら効率的に目標に達成できそう」という方法が見つかるかもしれません。

しかし、確かに効率的だけど、実際にやったら大変だった、ということは結構ありますし、苦手な方法もあります。苦手なことを無理してやってもはかどりません。

「営業の売上目標を達成するには、高単価な案件を3件と低単価な案件を1件とればクリアするけど、高単価の発注をしてくれる経営者向けの営業のほうが自分は得意」というのであれば、高単価×4件でもよいわけです。逆に低単価な案件を10件でもよいかもしれません。

このように目的を達成する手段を柔軟に考えて自分の得意分野で仕事をするほうが結果につながりやすいのです。

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