「仕事が多いけど何とかしよう」は危険すぎる道だ 自分の負荷はもっと悲観的に考えたほうがいい

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少なくとも、

「こんなに効率の悪いこと、やらなくてもよいのではないか?」

「もうちょっと効率よくやる方法はないか?」

という視点は、常に持っておきましょう。

ここであらためて、その問題課題や目標について解決する意味があるかどうかを見直します。

そのためにはその問題課題が解決した後、目標を達成した後のことを考えてみましょう。その問題課題を解決して、組織としても、個人としても、望んだ結果にたどり着いているでしょうか?

Aさんには、昇進のためという明確な理由があり、Aさん自身がそれを望んでいるとすれば、意味があるといってよいでしょう。

必要な資源や条件を10個挙げてみる

問題の解決や目標達成のために、必要な資源や条件を10個挙げてみましょう。

「資源」とは、それを実現するために必要な時間・資材・人員・能力・資金などの要素全般を指す言葉で、「リソース」といわれることもあります。

具体的には、

「必要なメンバーは」

「何人くらい必要なのか」

「どんな能力がある人がいてくれないと困るのか」

「上司や会社の同僚にどんな許可をとらなきゃいけないのか」

といったことを明確にします。

読者の方の中には「10個も挙げられるの?」と思う人がいるかもしれません。しかし一つの要素を出して、そこから、先ほどのように「反対の要素」を出したり、「それとは別の要素」と連想していけばそれほど難しいことではありません。

たとえば、仕事のスケジュールの「別の要素」を考えるなら、「スケジュールじゃないものってなんだろう」と考えると「人」という要素が思いつきます。そして、「人」じゃないものを考えると「お金」、「お金」じゃないものは「設備」、「設備」じゃないものは「制度」……という具合に発想していきます。

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