W杯ベスト8が決定!進出国が抱える"お国事情" ブラジル、モロッコ、クロアチア等の政治問題

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ウクライナ侵攻に伴う物価高騰も相まって、国民生活を圧迫するのは間違いない。

難題にぶち当たるイギリス

2020年12月にEUから完全離脱した英国のイングランドは9月のジョンソン首相辞任後、トラス首相はわずか45日目に辞任し、10月25日に発足したスナク政権もロシア・ウクライナ戦争への対応、物価高騰といった難題にいきなり直面しており、順調な船出とはほど遠い状況にある。

その中でも、就任初日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談したり、11月19日にはキーウ(キエフ)を電撃訪問してゼレンスキー氏と面会したりするなど、ウクライナへの関与を内外に強くアピールし、存在感を高めようと躍起になっている。

6大陸の200を超える国・地域が出場を目指して予選に参加したW杯カタール大会。32チームが本選に勝ち残り、既に日本を含む24チームが敗退している。次回の2026年カナダ、アメリカ、メキシコ共催大会ではどんな国・地域が勝ち上がってくるのか。W杯は、世界の様々な文化や国情に触れる貴重な機会でもあり、日本の一層の活躍も含め、早くも4年後が楽しみだ。

東村 至恩 ジャーナリスト

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ひがしむら しおん / Shion Higashimura

東京都23区出身。早稲田大学卒業後、大手マスコミに入社。地方支局、東南アジア、欧米地域に駐在し、座右の銘の「毒食らわば皿まで」の精神で国際情勢を取材する。ゴルフのアベレージは80台。独身(バツイチ)

 

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