徐々にイラストや漫画の仕事をもらえるようになってきた。
「でも、今だけのものだと思ってます。やっぱりSNSって虚像だから。そのうち、叩かれたり、炎上したりして辞めざるをえなくなるかもしれない。だから、あんまり固執しないようにしてます。
『なおにゃん=私』
とは思ってなくて、なおにゃんは私の小指の先くらいの存在だって思ってます。小指の先だったら悪口言われても気にならないし、最悪手放しても大丈夫。今、やれるうちにやっておこうというラフな気持ちでいます。
会社員もダメだったし、絵本作家もうまくいかないときがあったけど、結局何年か後に復活できました。だからまたうまくいかなくなっても『2~3年後に復活して、なんかまた始めればいいじゃん?』くらいに思ってます」
「夢をかなえたかったら黙々と淡々と」
なおにゃんさんは最後に、
「本当に叶えたい夢があったら、その夢をわざわざ公言する必要はないんじゃないかな?」
と語った。本当に夢を叶えたかったら、大々的に言わず、黙々と淡々とやったほうが良い。なおにゃんさんはそうやって夢を叶えてきた。
休職明けにトイレに閉じこもった時、
「いつかこの経験を10年後に書いてやる」
と思っていた。そのまま思い続けていたら、10年後に漫画にして発表することができた。
次に上梓する単行本では、休職中に旅した話を漫画にして発表する予定だという。
それもずっと誰にも話さず1人で思ってきたことだ。
なおにゃんさんは話していて、言葉を丁寧に選んで話す繊細な人という印象を受けた。
でもそれと同時に、たくましさ、したたかさを持っているのも感じた。
なおにゃんさんが作る作品もやはり、繊細さとたくましさを同時に感じる。だから多くの人の共感を得るのだろう。
これからも、なおにゃんさんが作る作品に期待したい。
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